社会不安障害ママのブログ

社会不安障害になって18年。いまだにどうしたらもっと自分が楽にいられるか模索中です。

今までの過程、やってみて良かった事などマイペースに綴っていきたいと思います。

両親にカミングアウト

『ああ、辛い。病院に行ったら何か病名が付きそうなくらい、今の私は不自然だ。』


そんな思いが何年か続き、私は両親にカミングアウトしようと思いました。


うちは家族全員の名前や生年月日が一枚の紙に載っている保険証だったので、ばれずに病院に行って、病院のハンコを押されたら大変だと怯えていたのです。


父親、母親に話せそうな時に一人ずつカミングアウトしたのですが、その反応はびっくりするものでした(今となってはなんだか笑えるのですが💦)。



【母親の場合】

『何かが憑いているんだよ、きっと!お祓いに行こう!』

⇨そんなんじゃねーよ!!


【父親の場合】

『俺もな、昔は恥ずかしがり屋だった。でも今では大人数の前で話すのが快感だ。』

⇨自慢すんな!



という感じで話にならず。もう二人に分かってもらおうと思う事はやめました。


その後私は就職をして、念願の自分だけの保険証を手に入れたのです。本当にうれしかった。そして初めての心療内科受診をします。

高校、大学時代

高校時代はそれからというもの、友達と普通の話をするにも緊張してしまい、緊張を隠そうとしてテンションを上げて話したり…誰にも話せず辛かったです。


明るい⇨良い、暗い⇨悪いと決めつけてしまっていたのだと思います。本当なら色々な人がいていいはずなのに、周りの目ばかり気にして、自分を認める事ができませんでした。




大学に入学して、周りは帰国子女の子が割と多かったからか、自分は自分、人は人、という雰囲気の友達が多く、少しずつ気持ちが楽になっていきました。


でも緊張は相変わらずで、発表の前日は何度もシュミレーションをしたりして、発表がスムーズにいくよう、自分なりに準備をしていました。


また、大学内にカウンセリングルームがあり、何度か相談に行ったのですが、『あなたは健全な精神を持っている』と言ってもらい安心したものの、でも、この辛さは何だろうという気持ちがずっと続いていました。

始まり3

そんなある日、友達とマンガの話をしていた時、


『◯◯さんもこのマンガ好きなんだって!その話してみなよ!』


と言われ、ほとんど話した事がなかった◯◯さんに話しかけてみたのです。◯◯さんは元気でハキハキした女の子で、私から見たらキラキラして見えました。


私の話にうれしそうに反応してくれたのですが、なぜか私は緊張でいっぱい。しどろもどろで頭が真っ白になってしまったのです。


多分この日が始まり。もちろん◯◯さんは何も悪くありません。これから長い長い闘いが始まるなんて私も思ってもいませんでした。